今日のつぶやき

飛行機から見る夕方の景色が好きだ。
明日もよい日になるようにと
自分に関わる全ての人の幸せを願う。

移動中にパソコンを打つことはやめたので
飛行機や新幹線で移動している一瞬の時間だけが
私にとっての気持ちをリセットする貴重な時間である。

ここ数か月は本当に睡眠2時間、3時間という日々で
さすがに身体にこたえている。
目の前の臨床が精一杯でブログを書いている暇もない。
大学の先生方もこれに近いものがあるはずだが、
一般の方々には我々の仕事は理解できないと思うので
今日は真実を少しお話ししようと思う。

私の仕事というのは手術があり、外来があり、管理業務があり、
患者さんや患者家族への対応、セカンドオピニオン、膨大な会議。当直もある。
日本の医療というのはすべて医者に業務が集中する仕組みになっているので、これがまず我々勤務医の最低ラインである。

加えて体外的な仕事、学会の仕事、委員会、講演、アドバイザー業務、大学の学生の講義。
国際的にも同様に、色々な学会の委員会、講演、会議、国際誌のCo-Eitor-in-ChiefやEditorial boardとしての業務があり、加えて膨大な量の査読が加わる。
自分でカルテから一つ一つデータを拾ってデータベースをアップデートし、自分で解析を行い、新しい知見を論文として世に送り出す。それも自分の仕事である。下の人間が作るデータベースや論文もすべて自分がチェックしている。他科・他施設の共著の論文も自分が大幅に筆を入れたりする。

「進藤は一晩で論文書くらしい」
「ワイン飲みながら論文書くらしい」

これは真実である。
全ての仕事が終わって、家に帰って、晩御飯を食べて、そこから寝るまで。
そういうペースでなくてはこなしきれないから仕方ないのだ。

あいつはクレイジーだと言われるが、
同じペースでついてきてもらえないとこちらの仕事が終わらないので正直厳しい。

私がやっていることは世界の医療を創ることであり、
医局のような巨大な組織を運営していないことを除けば、対外的には大学教授とやっていることは同じである。
人とも会わないといけないし、政治的な活動もある。
それだけで限界はすでにだいぶ超えているが、
臨床もまだ自分が一番前に立ってやっている。

全ての手術に自分が責任を持つ。
全ての結果に自分が責任を持つ。

そこは曲げられない部分であるから、下の人間の手術も肝となる部分は自分が助手に入る。

2024年に医師の働き方改革というものが始まる。
業務は減らないのに、時間を減らせという。
物理的に無理なことは小学生でもわかる。
効率化だけでは解決できない問題もある。

我々は臨床だけでも大学病院やがん専門病院の数倍の量をこなしているので、誰かが体調不良だったり、夏休みだったりするだけでも全く臨床が回らないということを最近はよく経験するようになった。これはもはや患者さんにとって不利益を与えかねないレベルに達している。
残念ながら私も身体が足りないので、ここで始めた頃のような余裕はもはやなくなってしまった。
解決策の一つとしてスタッフ枠を増やそうと思う。

これまでは医局人事であったり、知り合いのつてという形でスタッフを採用してきたが、
臨床のレベルと要求度を鑑みて、肝胆膵外科医としてのステップアップを本気で望む人間を公募させてもらおうと考えている。

私は臨床も学術も容赦なく高いレベルを要求するので、非常にCompetitiveなポジションになるだろうけれども、臨床も学術もこれだけ自由度のあるポジションは日本には他にないだろうと思う。理想を共有できる人材が来ることを期待する。

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