サイトアイコン Junichi Shindoh, MD, PhD

近況

毎年2月・3月は多少余裕がある時期であるが、なぜか今年は忙しいまま来ている。やりたいこと、やらなければならないことは無限にあって立ち止まっている場合ではないので、当の本人は夢中になっていて気づいていないが、人と会う予定が全く組めなかったり、お忙しそうですねと外から指摘されたりしてはじめて気づく。これが自分にとっては通常営業であるが、走っていて身体が重いのは身体的に多少堪えている印かもしれない。

最近は典型的な手術は部下に回すことが多くなったが、肝切除もペースが落ちることなくまもなく1800件に到達しようとしており、国内外の学会の業務や講演や、その合間を縫って膨大な数の依頼原稿を仕上げ、Editor業務を行い、論文も書くといういつもの生活は変わらずやっている。そういう場所に身を置くことを許されていることは有難いことだ。昨日も講演、明日も沖縄で講演。論文は一時期書くのをストップしていたが、先週IFの累計がとうとう1000に到達した。世の中を動かし、後世に繋げるという自身のこれまでの学術活動が認められた一つの証でもあり、素直に嬉しかった。

世の中は常に変化していく。4月以降は私自身がもう少し違った形で医学界に貢献できるような活動を始める。大きな医療圏を変える取り組みも始める。そこで生きてくるものは結局「人」である。出会いが人生を創るとはよく言ったもので、目の前のどの繋がりが自分の人生を形成していくのか。時と共に答えが出てくるのは人生の面白さでもある。それこそが「縁」というものだ。

5月以降の展開が、楽しみである。

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