種々の問い合わせが多いため、個人の公式サイトを立ち上げました。
現在の外科治療の考え方をできるだけわかりやすい形で解説し、私のチームで治療を受けられる患者さん、治療を検討されている患者さんだけでなく、肝胆膵がんと闘っていらっしゃる国内外の患者さんへ有益な情報発信を行う基地として徐々に規模を拡大していきたいと思っています。このページはあくまで私個人のサイトであり、所属施設とは関係ありません。ご意見・ご感想は私まで直接頂けますようお願い致します。
世間はコロナウイルスで大変ですが、我々も手術件数を減らすことなくなんとか頑張っています。このサイトを通じてお伝えしたいメッセージは、まず患者は賢くあれということ、そして患者と医療者は共に闘うパートナーであり、患者さん側も受け身ではいけないということです。がんの治療には時間制限があります。このサイトだけですべての治療の情報を網羅することは困難ですが、誤った情報の選択や解釈でご自分の人生のチャンスを失うことのないよう、また信頼できる治療のパートナーを見つけて闘っていただけるよう、微力ながらお力になれればと思います。
私は19歳で肝臓外科医を志し、誰よりも遠回りをし、誰よりも多くの手術をこなしてきましたが、名医ではありません。しかし、自分が患者さんの一番近くで「最後の砦」でありたいというポリシーは20年間曲げてきませんでした。このページにはどうすれば多くの人を救うことができるか、明日の肝臓外科医療をより良い方向に導けるか、自分であればどうするか。多くの経験を経て長年考えてきたことや臨床家としての私自身のアイディアが諸所に記されています。当サイトの情報が少しでも皆様のお役に立ち、がんと闘う患者さんに希望を与えることができれば幸いです。